血行不良は、血液が流れにくくなった状態ですが、次のような影響があります。
【細胞組織への栄養の供給量の低下】
人間の身体には、生命活動を続けるために糖質・たんぱく質・ミネラルなどが必要です。
血行が悪くなると、これらの栄養分の供給が不十分になるために、細胞組織の活動が低下します。
細胞組織の老化を招くこともあり、正常に機能しなくなることもあります。
【老廃物の蓄積】
血管を流れる血液と、毛細血管から細胞組織へ栄養分などを運び老廃物を回収する組織液と、リンパ管を流れるリンパ液は同じ成分からできています。
血行が悪くなると、細胞組織が放出する老廃物の回収や、リンパによる老廃物の排出が悪くなるので、お肌や体内に老廃物が蓄積されることになります。
【冷え性】
体内の余分な熱を逃がすときには、毛細血管が広がって多くの血液がお肌の表面近くまで来るようにします。
逆に寒いときは、毛細血管が収縮して熱を逃がさないようにしますので、お肌表面の温度が下がり、特に手足が冷たく感じます。
これが冷え性です。
これらの症状は、様々なトラブルの原因になりますので、血行不良は早めに解消しなければなりません。